アーティスト

ダンカン・スピークマンとサラ・アンダーソンは、2008年に共同制作を開始し、最近ではアーティストコレクティブの『Circumstance』の共同ディレクターを2人で務めている。彼らが扱う題材は、音楽、モバイル技術、公共空間の政治性、経験の語りと多岐にわたり、メランコリーとロマンスに満ちた作品づくりを得意とする。

ダンカン・スピークマン Duncan SPEAKMAN
1976年、イギリス・ブリストル生まれ。リバプール舞台芸術研究所（LIPA）で音響技師としてのトレーニングを受け、その後はドキュメンタリー映像作家として活動。2005年以降は、音楽や最新技術を駆使しながら、人々がいかに社会的あるいは身体的な環境をつくりあげていくのかを問うパフォーマンス作品を、 自由な公共スペースを舞台に制作している。西イングランド大学でメディア実践の講師として教鞭をとるほか、オランダのデン・ハーグ王立芸術大学のアート・サイエンス・プログラムではゲスト講師も務める。
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サラ・アンダーソン Sarah ANDERSON
1981年、イギリス・ロンドン生まれ。作曲家であり、またバイオリン、ヴィオラ、声楽を専門とするマルチ・インストルメンタリスト。演奏家として国際的に活躍するほか、映画や舞台へのサウンドトラック提供、実験音楽の制作と、その活動は多岐に渡る。現在までに、ジャービス・コッカー、 DJフレッシュ、 ボーニンゲン、 ジュリー・スリック、 ブライアン・イーノ、デーモン・アルバーンら、名だたるアーティストたちと共演、もしくはアレンジを担当し、さらには現在はクローム・フーフという実験音楽グループの作曲家兼リード弦楽奏者を務めるほか、バス・ヤンやディープ・スロート・クワイヤーとの共同制作、そしてロンドン・エレクトロニック・オーケストラをリード奏者として率いている。