屋外で洗濯物を手洗いしてみませんか? 西尾美也ワークショップ「感覚の洗濯」参加者大募集!
「さいたまトリエンナーレ2016」参加アーティストの西尾美也さんによるワークショップ「感覚の洗濯」を、7月10日(日)、17日(日)、31日(日)に開催します。普段は家の中で洗濯機を使って行う洗濯を、参加者と一緒にオープンな空間で、手洗いで行います。全長約90mのロープに洗濯物を干して街を彩ったら、その風景を好きな場所からスケッチ。気持ちの良い屋外で、洗濯物が乾くまで思い思いに時間を過ごしましょう。
【アーティスト・コメント】
日本では洗濯機が普及し、景観保護の目的で隠されることが多い洗濯物ですが、たとえばケニアでは、手洗いで洗濯をする人の姿が街に活気を与え、干された服が街の風景を彩っています。洗濯物を、万国旗のように街を彩り祝祭するモチーフとして捉えなおし、洗濯して干すという誰もが参加できる方法でパブリック・アートを作り出すワークショップを開催します。また、たとえば奈良では、東大寺や浮見堂などの観光名所で、小中学生や同好会の人たちが写生会をしている姿が見られます。自分たちの街の歴史や景観に向き合う行為として、ワークショップで自らが作り出した「洗濯物のある風景」を写生して記録します。(西尾美也)
【ワークショップ概要】
日時:
①7月10日(日)10:00-17:00
②7月17日(日)10:00-17:00
③7月31日(日)10:00-17:00
※3日とも内容は同じです(途中参加可)。
場所:
花と緑の散歩道内 [仮称]=西南さくら公園
埼玉県さいたま市南区鹿手袋3-14
JR武蔵浦和駅東口より徒歩約10分
対象:
年齢不問(小学生以下のお子様には保護者の方がお付き添いください)
定員:
各回30名(申し込み制、先着順)
参加費:
無料
持ち物:
・手洗いしたい洋服やタオルなど5点以上
・お弁当(コンビニ等で購入も可)、水筒(飲み物)、帽子、レジャーシート
・写生用の道具(鉛筆、消しゴム、水彩絵の具セットなど)
※洗濯や写生に必要な道具はこちらでも用意します。
応募方法:
件名を「7月洗濯WS応募」とし、⽒名(ふりがな)、連絡先(メールアドレス、電話番号)、参加希望日(7月10日、7月17日、7月31日)を明記の上、下記までご連絡ください。
※途中参加をご希望の方は、その旨もあわせてお知らせください。
応募先はこちら wada@saitamatriennale.jp(担当:和田)
ワークショップの流れ:
10:00 洗濯の説明(現地集合、ワークショップの概要を説明します)
10:15- 洗濯の音楽(洗濯開始、手洗いによって音楽を奏でます)
11:00-11:30 洗濯の展示(洗濯物をロープに干し、街を彩ります)
11:30-12:30 洗濯の花見(お昼休憩、洗濯物を眺めながら昼食をとります)
12:30-16:00 洗濯の写生会(洗濯物が乾くのを待ちながら洗濯物が干されている風景を写生します)
16:00- 洗濯の試着(洗濯物が乾いたら、着替えて解散します)
※ワークショップの記録や水彩画は、さいたまトリエンナーレ2016にて公開されます。
※雨天の場合は、西尾さんによるプロジェクト説明会を行います。会場などの詳細は、メールにて後日お知らせいたします。
「洗濯の音楽」ゲスト・ファシリテーター(7月10日、31日のみ):
片岡祐介 公式ホームページ
問い合わせ先:
さいたまアートステーション
〒330-0063 さいたま市浦和区⾼砂2−8−9 ナカギンザビル
TEL/FAX: 048-824-5361
E-mail: wada@saitamatriennale.jp(担当:和田、水田)
主催:さいたまトリエンナーレ実⾏委員会
1982年、奈良県生まれ。同在住。2011年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)などを経て、現在、奈良県立大学地域創造学部専任講師。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目し、市民や学生との協働によるプロジェクトを国内外で展開。アフリカと日本をつなぐアートプロジェクトの企画・運営のほか、ファッションブランドFORM ON WORDSも手がける。主な個展に、京都服飾文化研究財団KCIギャラリー(2006年)、3331ギャラリー(2011年)など。主なグループ展に、「Media City Seoul」(ソウル市立美術館、2006年)、「日常の喜び」(水戸芸術館、2008年)、越後妻有アートトリエンナーレ2009、Biennale Benin(ベナン、2012年)、「LIFE by MEDIA」(YCAM、2013年)、六本木アートナイト2014、「拡張するファッション」(水戸芸術館、2014年)、「服の記憶」(アーツ前橋、2014年)、「Invisible Energy」(ST PAUL St Gallery、ニュージーランド、2015年)など。
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