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あなたの読み跡を残した『雪の練習生』をお送りください

多和田葉子による文学インスタレーション作品の参加者募集!あなたの読み跡を残した『雪の練習生』をお送りください

さいたまトリエンナーレ2016 の会期中、会場のひとつである「旧民俗文化センター」に、多和田葉子さんによる「白熊の部屋」が誕生します。多和田さんの著書『雪の練習生』に登場する白熊たちを元に、会場内の一画からインスピレーションを受けて構想を膨らませた「白熊の部屋」。

その空間に、読者の方が思い思いの書き込みをした『雪の練習生』を展示します。

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〔多和田葉子さんからのメッセージ〕

白熊の部屋の本棚に並べる本を寄贈してください!

書き込みをした「雪の練習生」(多和田葉子著 新潮社/ 新潮文庫)を募集しています。

気になった文章に鉛筆で線を引いたり、感想、思いついたことや疑問を欄外に書き込んだり、挿絵を勝手に描いたり、しおりを挟んだりなどなど、読者が痕跡を残した「雪の練習生」を寄贈してください。

白熊の部屋は誰でも中に入って本棚にある本を手にとり、他の人の読書の痕跡をのぞきこめる空間です。

 開催期間は2016年9月24日から12月11日まで。旧民俗文化センターで世界のアーチストたちの様々なインスタレーションが見られます。

白熊の部屋の他にも多和田葉子の文学インスタレーションがいくつか予定されています。

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募集のお知らせは、下記の白熊をクリックしてダウンロードできます。

shirokuma

 

 
 
 

たくさんの方の、読書の痕跡をお待ちしております。 

photo Toru Kitahara 

募集内容 自由に書き込みをした『雪の練習生』(新潮社刊/ 単行本・新潮文庫のいずれでも)。
おなまえ(ニックネーム可)、居住地、年齢、朗読会参加希望、そのほかメッセージがあれば合わせてお送りください
応募方法(ご注意) ・お送りいただく場合の送料は、ご負担いただきますようお願いいたします。
・お送り頂きました書籍は、いかなる場合も返却はできません。
応募〆切 2016 年11月30 日まで
朗読会へのご招待 さいたまトリエンナーレ2016会期中、多和田葉子さんによる「朗読会」を行います。
書き込みした書籍をお送りいただいた方を優先的に朗読会にご案内いたします。
日程|2016 年11 月6 日(日)14:00-16:00
会場|旧民俗文化センター(さいたま市岩槻区加倉5-12-1)
*朗読会に参加ご希望の方は、書籍をお送りいただく際にその旨お書き添えください。
送付先・お問い合わせ 〒330-0063 さいたま市浦和区高砂2-8-9 ナカギンザビル さいたまアートステーション(担当:里村)
TEL|048-711-1366
FAX:048-824-5361
E-mail|event@saitamatriennale.jp
持込みの場合 さいたまアートステーション開館日:毎週火曜日、金曜日、土曜日、日曜日13:00-19:00 ※オープンの日時は変更になることがあります。 臨時休館はウェブサイトでお知らせしますので、ご確認のうえお越しください。

プロフィール

多和田葉子

1960 年、東京都中野区生まれ、1965 年、国立市に引っ越す。都立立川高校、早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。1982 年ドイツに移住。会社員を経て、ハンブルグ大学修士課程修了後、チューリッヒ大学博士課程修了。1993 年、『犬婿入り』で芥川賞、2003 年、『容疑者の夜行列車』で谷崎潤一郎賞受賞。ドイツ語で書いた作品で1996 年、シャミッソー賞、2005 年、ゲーテ・メダル、2016年、クライスト賞受賞。著作はフランス語訳5 冊、英訳4冊のほかにも、アジア、ヨーロッパの多くの言語に訳されている。また20 か国以上で総計千回以上の朗読会及びパフォーマンスを行っている。