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さいたまスタディーズ 連続セミナー

さいたまトリエンナーレ2016 プレイベントさいたまスタディーズ 連続セミナー

「さいたま」について、みなさんはどんなイメージをもっていますか。
その姿や成り立ちについて、意外と知らないこと、気づいていないことも多くあるのではないでしょうか。
さいたまトリエンナーレ2016の開催テーマ『未来の発見!』とは、実は自分たちが住む場所「さいたま」の発見でもあります。トリエンナーレを開催するにあたり、「土地の理解」を重要な出発点と考え、地形、地質、植生、気象、歴史、文化など多方面から、さいたま市を横断的、即地的に見渡す調査研究「さいたまスタディーズ」に取り組んでいます。
2015年の春より研究者や実務家が集い、多方面からさいたまの姿を見直してきました。その成果を、 全6回にわたる「連続セミナー」の形で発表します。
今現在、間近に見ることのできるさいたまのルーツを求めて時代を遡り、時代ごとの特徴をとらえながら、「さいたまとはどんな場所なのか」を紐解き、みなさんに分かりやすく楽しくお伝えしていきます。
連続セミナーは各回ごとの参加も可能ですが、全6回を通じて参加いただければ、きっと新たな「さい たま」の発見に繋がります。さまざまな「さいたま」の姿を知れば、この地で開催されるトリエンナーレをより一層お楽しみいただけることでしょう! ぜひご参加ください!

※本展示および関連イベントにおける記録写真・映像は、さいたまトリエンナーレ2016、およびさいたま市の活動として、ウェブサイトやチラシなどの広報媒体や、報告書などに使用することがあります。ご了承のうえご参加ください。

日時 2015年10月27日 (火) ~2016年3月19日 (土) (全6回)
参加 無料/申し込み不要/当日先着順
定員 各回80名
パンフレットダウンロード(PDF 5 MB)

SEMINAR 01「地図とデータで見るさいたま」

さいたまは、ともすれば特徴や個性が希薄ととらえられがちですが、本当にそうなのでしょうか?
さいたまスタディーズの研究成果をお伝えする連続セミナーの初回は、地図やデータを用いてさまざまな角度・視点から現在のさいたまの姿を見ていきます。

日時 2015年10月27日(火)18:30~21:00 (開場 18:10)
会場 浦和コミュニティセンター 第13集会室
講師 後藤真太郎、安部邦昭
進行 三浦匡史

SEMINAR 02「いかにしてさいたまは、住宅都市、生活都市としてのアイデンティティを形成してきたか」

さいたまは、「生活都市、ベッドタウン」という性格を持っていることは誰もが認めるところです。しかし、そのような都市の性格は、いつごろどのように備わってきたのでしょうか?
江戸期から現在までいつも江戸・東京の後背地として機能しつつ、どこか「理想都市のイメージ」を備えてきたさいたまの実態や、高度経済成長期以降の変貌を見ていきます。

日時 2015年11月24日 (火) 18:30~21:00 (開場 18:10)
会場 市民会館おおみや 第3〜5集会室
講師 中津原努、深堀清隆
進行 三浦匡史

SEMINAR 03「広大な関東平野をめぐる水みちと人の営み、そして江戸とさいたまの関係を知る」

中世のさいたまは、東国においてどのような位置にあり、どのような暮らしの場だったのでしょうか?また、江戸とさいたまはどのような関係にあったのでしょうか?
広大な関東平野に繰り広げられた勢力争いや、中世から近世にかけて取り組まれた河川のつけ替えや低地・台地の開発の歴史を追い、近現代へと繋がるさいたまの姿を見ていきます。

日時 2015年12月7日(月)18:30~21:00 (開場 18:10)
会場 岩槻駅東口コミュニティセンター ワッツルームB
講師 藤原悌子、若林祥文、長谷川ます代
進行 三浦匡史

SEMINAR 04「海岸線の移動と土地の隆起・沈降が生み出した土地に、人類が定住しクニ、ムラを形成していった」

さいたまは平坦で山も海もなく、地形的な特徴の乏しい内陸都市とみられがちです。しかし、長い時の流れを見ていくと、また違った姿が浮かび上がります。
さいたまの地形をよく見ると、台地に谷が切れ込む複雑な微地形があり、神社や遺跡の位置にはその微地形に対応した何らかの規則性がありそうです。
さいたまの地形に隠された意味を読み解き、さいたまに人が定住し暮らしの場をひらいた起源に遡ります。

日時 2016年2月5日(金)18:30~21:00 (開場 18:10)
会場 武蔵浦和コミュニティセンター 第7〜9集会室
講師 鈴木正博、藤原悌子、松浦茂樹
進行 三浦匡史

SEMINAR 05「地−質から見るさいたま」

連続セミナーの5回目は、さいたま市の外から気鋭の研究者をお招きして、新たな視点からさいたまを見ていきます。
これまで「ベッドタウン」などの呼び名で一括りにされがちだった、居住機能を中心とする都市への視線変更や、一見希釈されているかに思われる土地のさまざまな場所性・古層の読み出しは、いかに可能なのか。 集落史や土地利用史、微地形などを手掛かりに居住都市の形成過程を長期的視点で検証し、「さいたま」固有の土地の性格 —“地−質”を探ります。

日時 2016年2月20日(土)14:00~16:30 (開場 13:40)
会場 浦和コミュニティセンター 第13集会室
講師 松田法子
聞き手 芹沢高志
進行 三浦匡史

SEMINAR 06「さいたまスタディーズからさいたまトリエンナーレ2016に託すこと」

連続セミナーの最終回では、さいたまスタディーズのまとめとして研究会活動を振り返りつつ、半年後に開催が迫るさいたまトリエンナーレ2016への期待や見どころをお伝えします。
スタディーズで得た視点をトリエンナーレにどのように繋げていくのか、未来への視点をもちながら、来場者のみなさんとともに語り合います。

日時 2016年3月19日(土)14:00~16:30(開場13:40)
会場 コクーンシティ コクーン2 (3F)コクーンホール
パネリスト 芹沢高志、深澤晃平
進行 三浦匡史

プロフィール

後藤真太郎

立正大学地球環境科学部教授、Code for SAITAMA代表、埼玉県GIS普及推進研究会会長。
GISを活用した環境管理システムの構築などを専門とし、近年は市民活動やボランティア活動などへの適用を含む社会的活動にも積極的に取り組んでいる

安部邦昭

大宮経済新聞デスク、Code for SAITAMA副代表、NPO法人都市づくりNPOさいたま理事、さいたま百景選定市民委員会幹事、エバーグリーン・プランニング代表ほか。
さいたま市を拠点に、まち・人・自然・情報を結ぶための仕掛けづくりや情報発信などを行っている。景観生態学が専門。

中津原努

さいたま百景選定市民委員会事務局長、NPO法人都市づくりNPOさいたま副理事長。
幼児期から旧浦和市および旧大宮市に居住し、終戦後、高度成長期から21世紀にわたるさいたま市地域を見てきた。都市計画コンサルタントとして埼玉県、さいたま市を中心に活動の後、近年はNPOをベースに市民まちづくりの支援、市民の立場からのまちづくりの提案等を行っている。

深堀清隆

埼玉大学理工学部准教授、さいたま百景選定市民委員会。
土木景観から始まり、人間が環境を見ることに関わる幅広い研究テーマを扱う。街並み景観、歩行環境から森の景観、夜の光環境など。「さいたまスタディーズ」ではさいたま百景の活動で得たさまざまな風景の観点からさいたま市を考える。

藤原悌子

NPO法人水のフォルム理事長。
流域のさまざまな水を情報発信するとともに、さいたま市中央に位置する通称「見沼田んぼ」で市民田んぼを開設し、循環型伝統農法で里地里山の再生保全に取り組んでいる。

若林祥文

NPO法人都市づくりNPOさいたま理事、NPO法人水のフォルム会員。
埼玉各地を歩き、歴史的な建造物を見るのを楽しむ。岩槻では丹過・長谷川見世蔵の保全利活用プロジェクトに関わる。

長谷川ます代

NPO法人岩槻まちづくり市民協議会の岩槻学部責任者。
「岩槻を学び・岩槻を楽しみ・岩槻を創る」をキャッチコピーとして平成20年度より「岩槻学講座」「岩槻学検定試験」「人形文化編」「夏休み自由研究お助け講座」などの企画運営をしている。

鈴木正博

馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム事務局、NPO法人野外調査研究所理事。
馬場小室山遺跡の保全・活用を通したパブリック・アーケオロジーを基盤とし、「見沼文化」1万年の環境変動とそれに適応する人類活動を核とした「荒川学のフロンティア」事業を企画し、さいたま市の人類史として再構築している。

松田法子

京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 専任講師。専門は建築史・都市史。
民家・町並みから大都市・集落まで、建築と集住体のフィールドワークを幅広く行う。近年は地形・地質・水系などと地域史を複合させた広域なエリアスタディにも取り組んでいる。

松浦茂樹

武蔵文化研究会会長、NPO法人野外調査研究所理事。
埼玉平野をフィールドに、河川・水との関わりを中心にして古代から今日までの開発・整備を研究している。主要著書『埼玉平野の成立ち・風土』『埼玉の津と埼玉古墳群』など。

深澤晃平

編集者、地図デザイナー。
大学在学中より都市化された空間に地形や先史時代の遺跡・寺社仏閣などをレイヤー化して重ね合わせる地図を作成。その地図は中沢新一氏の著書『アースダイバー』に収録されているほか、自治体による観光ガイドマップや地域活性化webサイトの編集・制作などを手がける。

芹沢高志(さいたまトリエンナーレ2016 ディレクター)

1989年にP3 art and environmentを開設。1999年までは東長寺境内地下の講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開している。

三浦匡史(さいたまトリエンナーレ2016 プロジェクトディレクター)

NPO法人都市づくりNPOさいたま理事・事務局長、地域生活デザイン代表。
地域生活を豊かにするための環境整備プランニングや、都市計画、まちづくりに係わる調査を実施する。「さいたまスタディーズ」ではまとめ役を務めている。

主催 さいたまトリエンナーレ実行委員会
助成 文化庁(平成27年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業)