さいたまトリエンナーレ2016の中核となる〈アートプロジェクト〉は、次の3段階のステップを踏んで組み立てを行います。
「未来の発見!」というテーマのもと、卓越した洞察力、想像力、造形力を有し、かつ国際的に注目しうるアーティストを中心に選出しました。アーティストは、現地を視察した上で、隠れた関係性や気づいていなかった可能性に新たな光を当て、人それぞれが自らの生活の現場から未来を発見する際のきっかけとなるようなアートプロジェクトを構想します。
「生活都市」さいたまの特徴を浮かび上がらせる、それぞれ性格を異にする3つのエリアを設定し、そこでの具体的な展示サイトを選定しました。
アーティストとの対話を通して、それぞれのアートプロジェクトの展開場所と内容について、時間をかけて構築を行います。今回のトリエンナーレは「参加する」こと、「共につくる」ことに力点を置いています。この方針のもと、参加や協働のためのさまざまな工夫を、可能な限り取り入れていきます。