氷川神社境内で撮影した素材を用いた、大がかりな映像インスタレーションを発表する。母国である韓国、学生として滞在した日本やドイツでの経験など、多文化を横断し普遍的な視線を獲得してきた彼女の様々な視点と時間が内包された作品。
1972年、韓国・釜山生まれ。ドイツ・ベルリン在住。ソウルの弘益大学と東京の多摩美術大学大学院で版画を学んだ後、2003年から2008年までドイツのシュトゥットガルト州立アカデミーで美術を学ぶ。母国である韓国に加え、日本、ドイツでの学びや経験を通して多文化的で普遍的な視点をあわせ持ち、版画や陶芸、ファインアートの分野における豊富な知識を活かし、多様な素材を用いて、ドローイング、映像、写真や彫刻から立体作品、インスタレーションに至るさまざまな媒体の作品制作を行っている。2014年にはエスパス・ルイヴィトンにてオープンアトリエ形式での展覧会「IN SITU – 1」を開催。