現在私たちが存在している世界「さいたまA」と、同時に存在する並行世界「さいたまB」の発掘キャラバン隊の活動により発見された、埴輪群と発掘現場を視覚化した歴史改変SF作品。
1976年、神戸市生まれ、岡山県笠岡市在住。独学で美術制作を学び、10代の頃よりジャンルや素材に囚われない多様な作品スタイルと優れた造形力を持っている。作品の世界観を再現する空間演出を得意とし、そのため自ら制作した音楽と共に作品発表も行う。インディペンデント・アーティストとして2008年に岡山県倉敷市に自身のギャラリー「ラガルト」を開設以降は常設で新旧の作品を公開しながら新しい企画や作品を生み出し続け、既存の価値観に左右されない独自の芸術活動を続けている。近年は個展での作品発表のほか、パブリックワークとして瀬戸内海を舞台に全国2千人の有志と共同制作した個人企画《犬島の島犬》(2012年)など、特定の地域の歴史を掘り起こし、象徴的な造形作品と市民を巻き込む制作プロセスでその土地に眠る伝説を可視化する手法をとっている。
開催終了
2016年7月12日(火)、14日(木)、16日(土)、17日(日)、18日(月・祝)
川埜龍三さんのSF美術作品『犀の角がもう少し長ければ歴史は変わっていただろう』に出演してみませんか?