独自に開発した撮影機材と技術を使って大宮駅のホームや構内の人々を撮影した作品。ひとりの人物の映像でも少しずつ撮影された時間が異なるため、スーパースローモーションの効果も相まって、個々の人間の姿や動作が劇的に強調され深い印象をもたらす。
1972年、ハンガリー生まれ、ドイツ、ベルリン在住。ハイテクな都市に魅了され、都市環境における日常を映し出す作品を制作する彼の活動は、テクノロジーとクリエイティブな欲求という二つの要素によって成り立つ。世界規模の大都市に生きるものたちがつくりだす、エンドレスな時間の流れに強い関心を寄せ、多様な人々が別々の時間を生きる様子を、一つのアングルの中でとらえることを目指している。
作品は、ニューヨーク公共図書館や、ヒューストン美術館、香港文化博物館、ビドウェル・コレクションにコレクションとして収蔵されている。
開催終了
9月15日(木)開場19:30|イベント20:00〜22:00
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