歴史上の実在する人物を題材に、事実とフィクションを重ねあわせ物語を構築する「帰って来た」シリーズの最新作。50年前、東京とマニラの若者を熱狂の渦に巻き込んだ四人組のひとり、J.L.をテーマに未来を問う《帰って来たJ.L.》を展示。
1965年、東京都生まれ。埼玉県在住。美術家。東京藝術大学在学中から、風景の中に自作の地蔵を建立し、写真に収める《地蔵建立》開始。1993年から牛乳箱を用いた超小型移動式ギャラリー《なすび画廊》や《相談芸術》を開始。1999年には日本美術史の名作を醤油でリメイクした《醤油画資料館》、2001年より女性が野菜で出来た武器を持つポートレート写真のシリーズ《ベジタブル・ウェポン》を制作。2004年に個展「同時に答えろYesとNo!」(森美術館)、2009年に個展「透明ランナーは走りつづける」(広島市現代美術館)を開催。2012年より東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。