毎日合計約50万の人が行き来しているという生活都市・さいたま。全長9.6mのビジネスマンはユーモアとともに現代社会の姿を映し出す。新幹線が走る高架下、芝生の上にゆったりと寝そべるビジネスマンは何を想う。
1969年、ラトビア・リガ生まれ。同在住。木、ブロンズ、石を素材とした彫刻作品を中心に、社会的なアイデンティティの確立や対立などを問題にするなど、場所やその土地の人々の暮らしを読み解きながら、さまざまな彫刻的なインスタレーション、アートプロジェクトを行っている。また空間デザインやオペラ、演劇など舞台芸術も数多く手がける。主な作品に、《ピンク・ハウス》(クリスタプス・グルビスとの共同プロジェクト、ヴェネチア・ビエンナーレ、ジェネレーション・ヨーロッパ館、イタリア、2005年)、《母なる地球のオフィスの1/10》(リガ中央墓地のためのクルサ通り2番地のオブジェ、ラトビア、2004年)、《ヨーロッパ的空間》(クリスタプス・グルビスと共同キュレーション、リガ国際彫刻四年祭、ラトビア、2002年〜2004年)、ほか多数。